4.XML作成例

 

 

シンプルなXML文書の例

XML(Extensible Markup Language)は、データの階層的な表現に適した言語であり、様々な用途で利用されています。今回は、シンプルなXML文書の例を通じて、XMLの基本的な構造や要素について紹介します。

基本のXML文書

まず初めに、非常にシンプルなXML文書を見てみましょう。


      <data>
        <name>John Doe</name>
        <age>25</age>
        <city>New York</city>
      </data>
    

この例では、<data> というルート要素があり、その中に <name><age><city> という3つの要素が含まれています。各要素はタグでくくられ、その中にデータが記述されています。

タグと要素


XML文書では、情報を表現するためにタグと要素が使用されます。タグは開始タグ(<tag>)と終了タグ(</tag>)の組み合わせで、その間にデータが挿入されます。例えば、上記の <name> 要素では、"John Doe" というデータが挿入されています。

属性の追加

XML要素には、属性を追加することもできます。属性は要素に関する追加情報を提供します。以下は、属性を含むXML文書の例です。


      <book genre="fiction" ISBN="123456789">
        <title>The Example Book</title>
        <author>Jane Smith</author>
      </book>
    

この例では、<book> 要素に genreISBN という2つの属性が追加されています。

入れ子構造

XMLはタグを入れ子にして複雑な構造を表現することができます。以下は、入れ子構造を持つXML文書の例です。


      <playlist>
        <title>My Favorite Songs</title>
        <songs>
          <song>Song 1</song>
          <song>Song 2</song>
          <song>Song 3</song>
        </songs>
      </playlist>
    

この例では、<playlist> 要素内に <title> 要素と <songs> 要素があり、さらに <songs> 要素内に3つの <song> 要素が入れ子になっています。

まとめ

以上がシンプルなXML文書の例です。XMLはその柔軟性と拡張性から、データの表現やデータ間の情報交換に広く利用されています。この例を基にして、XML文書の作成や理解が少しでもしやすくなれば幸いです。